しぐれの日常

オタクによるオタ活日誌

ライトノベルはガガガ文庫

ガガガreadマンもウーマンもそうでない方も。
しぐれです。
私史上最大に人に見られた文章となった前回のもの。PV数100を越えたよという通知が出ていたときは「これ自分のカウントされてるよね?」と思ったが、よく考えてみれば100回も自分のブログを開くわけがなかった。見てくださった方々、本当にありがとうございます。

さて、ここから本題に入るのである。

ガガガ文庫というライトノベルレーベルをご存知だろうか。俺ガイルで一躍有名になったと思う人がいるかもしれない。しかしそれ以前から、さらにそれ以降も面白い作品をずっと発売し続けている。そんな小学館ガガガ文庫の本の中で、私がおすすめする本を紹介していこうと思う。


・キミとは致命的なズレがある
赤月カケヤ先生の作品。
主人公である海里克也は十歳のときに記憶をなくしており、ここ数年の記憶しかない。そんな彼に送られてくる不幸の手紙。幼なじみを殺したのは自分なのか? そのように徐々に克也が自分自身の記憶を疑っていくところに恐ろしさを感じる。自分自身のことさえも、外界からの干渉で簡単に覆ってしまうのだから。ミステリーやサスペンス的な話なので、あまり話すとネタバレしちゃうので、この程度に押さえておきます。


・俺が生きる意味
赤月カケヤ先生の作品。意味の部分は『レゾンデートル』とルビをふる。一言で言い表すのならば異能 × パニックホラーという感じだろうか。
主人公・日本斗和含む生徒たちが、突如として人喰いのバケモノが蔓延る学校に隔離されてしまう。そこであらわになる人の本性、生徒たちは生存することができるのか? というのは1、2巻の内容だ。ただのパニックホラーなら多くの映画があるが、そこにライトノベルらしいスパイスとして『異能』を加えている。異能があってもパニックホラーとしての恐ろしさは消えていないところが素晴らしい。パニックホラーとは別にもう一つ物語に軸があるのだが、それはあなた自身の目で確かめてほしい。6巻完結の作品である。


・埼玉県神統系譜
中村智紀先生の作品。知る人ぞ知る、という印象がある。少なくとも私の周りで知っている人はいなかった。独特な文調と冒頭の埼玉自虐ネタが笑いを誘う。主人公、立花孝介は学校で渡された進路希望調査がきっかけで実家の白狼神社が倒産しかけていることを知る。そこにやってきた白狼神社の神である雪花とともに神社の再建を目指すことになる…と書くと孝介が神社再建に乗り気のようだが、そうでもない。徐々にそうなっていくとはいえ、最初の方は「公務員になる」だとか言っていた。持っている本の中でもだいぶ読み返した作品。もっと有名になってほしい。


異世界修学旅行
岡本タクヤ先生の作品。内容は、タイトルまんまである。修学旅行中にクラス全員が異世界に飛ばされてしまい、その世界で出会ったプリシラ王女とともにクラスメイトを探しながら異世界で修学旅行の続きをするというものである。
異世界というのが100年に一度くらいの頻度で高校生がやってきているらしく、現地の人たちの地球文化への適応力が高いのが面白い。メタっぽいけれど、設定上メタではないのだ。だってプリシラ王女は知っているのだから。きのこたけのこ論争もいいとも! も知っている異世界の王女というのも中々に斬新である。ゆるゆるな雰囲気のまま続いていくお話読みたい人におすすめだ。7巻で完結した。


・匣底のエルピス
オキシタケヒコ先生の作品。SF系の作品だ。読みやすいのに設定は重く、読みごたえもあるという奇跡みたいな作品である。
殺戮因果連鎖憑依体、通称『鬼』は人に殺人を起こさせる。その人物が死んでも因果の糸を辿ってその人物が死んだ原因となった人物により強力になって憑依するのである。そんなどうしようもない状況の中で戦っているのが門部という組織。彼らは異星人から授けられたテクノロジーである『天眼』、『停時フィールド』を使って鬼を狩る。しかし殺した相手に憑依するのではどうやって鬼を滅ぼすのかという疑問が沸くだろう。それには『ゲート』というものを使うのだ。停時フィールドは文字通り、時間を止めるフィールドである。それを利用したゲートを使って鬼に憑依された門部の者が未来に行く。
その未来とは、人類が既に殺戮因果連鎖憑依体によって滅ぼされてしまった未来。そこに行くことで、鬼は次なる憑依対象がいないと認識し、自壊する。そうやって鬼を封じるのだ。
何とも救いのない話である。鬼を殺すためには鬼によって人類が滅ぼされていなければならないのだから。人類滅亡という確定された未来を利用しての鬼殺し。絶望の中で彼ら彼女らは戦い続ける。敵は鬼だけではないが、それについては実際に読んでみてほしい。現在6巻まで発売されている。


・不戦無敵の影殺師
森田季節先生の作品。影殺師は『ヴァージンナイフ』と読む。いわゆる異能バトルものの一つではあるのだが、その中でも異色であることは間違いない。
『異能力制限法』によって異能力者が管理されていて、強いことが求められず、異能力者がエンターテイナーとなった時代。その中で暗殺に特化した能力を持つ冬川朱雀と小手毬の二人が、不器用ながらどうにかして自分たちらしく生きていこうとする話である。あとがきで森田先生自身も言っているが、非常に熱い話となっている。朱雀の「現実の異能力者はもっと打算的だ」などの台詞が、どこかでリアルと繋がっている感覚がするのだ。悩みが切実で、そこはかとなくリアル。友人に勧めて買ってもらえた唯一のシリーズ。7巻で完結している。

変な体勢で書いてたせいか腰が激痛に襲われて、今スマホに切り替えて寝ながら書き始めた。まだ十代だというのに、腰痛に悩まされるとは…年ですね。

・編集長殺し
川岸欧魚先生の作品。おしごとるぽラノベをうたっている作品。川岸先生のシュールでユニークなゆるギャグはここでも顕在。幼女編集長、情熱のある新人、漢方薬姉さん、他社のアニメ見るウーマン、領収書の魔術師など濃いキャラクターが集まっている。すべてが美少女である。だってライトノベル編集部には美少女しかいないから。いいね?
新人であった川田がどんどん堕ちていく様は笑えばいいのか、憐れめばいいのか。多くの新社会人たちの姿を見ているようで落ち着かない。自分の未来を見ているようだとも思う。2019年4月の5巻発売をもって完結した。もっと続いてほしかった作品である。


・キモイマン
中沢健先生の作品。キャッチコピーは『等身大以下のヒーロー爆誕』である。読んだあとだと「等身大未満では」と思わせてしまわれた作品だ。主人公である高寺一郎は学校でいじめられている。それは凄絶にだ。私も小学校の頃、(気づかなかったけれども)いじめられていたのだが、それよりも上かもしれない。そんな一郎がひょんなことから聖(ひじり)という少女と出会い、キモイマンとなっていろいろする話だ。
いろいろの部分が本作の肝なのだが、まあスカッとする話ではない。だがキモくてもいじめられていても、生きていくことはできるのだということを伝えてくれた作品だ。2巻まで発売されている。


・やがて恋するヴィヴィレイン
犬村小六先生の作品。ぶっちゃけ言うと、空から女の子が落ちてくる作品が面白くないわけがない。犬村先生といえば飛空士シリーズが有名だが、それに負けず劣らず面白い作品である。主人公のルカは義妹のシルフィの遺言によってヴィヴィレインを探すことになる。機械兵も私の趣味にカチリと合った。シルフィに似た人造人間、褐色の王女ファニアなど設定には事欠かない。きっちりと綺麗な形をした作品なので、是非読んでほしい。7巻で完結している。


まだあるが、それらは有名なのでオススメするまでもないだろう。俺ガイル、俺ツイ、下セカ、友崎くんなど尖った作品が多いのがガガガ文庫の特徴だと思う。

私はガガガ文庫が大好きだ。なにせ自分の本棚では最大手である電撃文庫の本よりもガガガの方が多いくらいである。電撃もかなり多いが、数えたらガガガの方が多かった。私自身も正直いってびっくりしたのは内緒である。

そういうわけでみんな、ガガガ文庫を読もう!

最近電子版と紙版が同時に出るようになったから、電子派の人も紙派の人も、すぐに読めますよ!